映画『港のひかり』は面白い?元ヤン漁師と少年が港町で紡ぐ最強で切ない人生ドラマ

映画感想

今日観たのは映画『港のひかり』。

何か面白そうなのないかな〜?と思い洋画中心に探していましたが、
見つからず、邦画で選定。

「あ、なんかこのヒューマンドラマっぽい映画、面白そう。
『超感動大作!』(どこかに書いてあった)、ふむふむ、自分の目で確かめてみようではないか。」

そんな経緯でこちらを見るに至りました。笑

過去を捨てた元ヤクザの漁師と、目の見えない少年が港町で出会い、十数年にわたる絆を育む物語。

一言で言うと『藤井道人さんの最強脚本 × 舘ひろしさん最高芝居』

映画の感想とあわせて、ゆるっと綴っていきます。

🎬 映画の基本情報

📌 タイトル:港のひかり
🎬 監督:藤井道人
🎭 出演:舘ひろし、眞栄田郷敦、尾上眞秀、黒島結菜、斎藤工 ほか
📆 公開年:2025年(日本公開:2025年11月14日)
📍 視聴環境:劇場

簡単なあらすじ

過去を捨てた漁師・三浦が、目の見えない少年・幸太と出会い、心を通わせていく。
十数年後、刑事となった幸太と三浦は再会し、忘れられない絆の真実に直面する。

感想

いや、すごい良かったです。感動した。

舘さんってすごい役者さんなんだな、と。

(当たり前やろ!とか声が聞こえてきそうですが、凄さを実際に自分でちゃんと理解したのは今作でした)

藤井道人さん 監督・脚本とのこと。原作はなく、オリジナル脚本

この脚本が素晴らしかったですね。

こんな脚本書けないけど、お金を払って観に行かせてもらってるので、好き勝手言わせていただきますと、

若干ですが、細か〜いところどころに、脚本に粗があるよう部分もありました
( or 編集の都合上カットした?)

※ここからネタバレ含みます!!

お金を幸太のために作った

目が見えるようになった

自分(舘さん演じるおじさん)は出頭

逮捕(市村正親さん演じる田辺智之に「お前、裏切ったな」と言われる)

もちろん何となく経緯は分からんでもないですが、
「あれ?なぜ逮捕?牢屋までが一瞬だな!」「裏切った?どこでどう?」と少々置いていかれ、
ちょっとそこらへんの描き方が雑だったかもな〜とも感じました。

12年の獄中生活…
いや〜ど正直な感想、ここだけはどうしても「撮影しました!」にしか見えなかったです

そして、あっという間に出てきた!笑

なんかもうちょっといかに長い年月かとかを映せる何かがあっても良かったのかな?
とか感じました。

そこにも少し粗を感じました。

でも本当感じた粗というのは、そのくらいで、
良い方がものすご〜く上回っているので、書こうと思わなければ、余裕で忘れてます。

この脚本をオリジナルで書ける藤井道人さん

既にすごいですが、さらなる傑作が誕生する予感しかありません

毎回「舘さん演じるおじさんは、この後何と言うのだろうか?」と、
藤井道人さんの頭の中推測ゲームを行っていたのですが、
いや〜これが分からない!笑

脚本も良いし、舘さんも素晴らしいです。

最後、幸太に手首を伸ばすシーンは大号泣です。

「強くなったな…」

いや、それはそのセリフは書けん・・・!

あんなの、ぜっっったいに難しいシーンです。

あのシーンを完璧にやり退ける舘さんのお芝居力に感服でした。

そんな舘さんからちゃんと受け取って返すことが出来ていた眞栄田郷敦さんも良かったです!

12年越しに再開を試みて、家に行ってドアを開けてもらったあとのシーン、
役者的に、難しいし挑戦的でないといけないような大変なシーンだったと思いますが、
良かったです。

まとめ

ほんの少し、粗さを感じるところもありましたが、
素晴らしい映画として完成していました。

私はだいぶ激しく泣きました。

『僕と関わっていなければ…』
『彼に人生を変えてもらった、教わった…』

こんなに悲しい矛盾ってない(最後のシーンの話です)

もっと当てはまるような言葉があるはずだけど、見つからない。

もうこの締め書いてるだけで泣きそうです。

とにかく素晴らしい脚本とお芝居でした。

是非劇場でご覧になってはいかがでしょうか。
2000円なり、1500円なり払って、映画館に足を運んでみる価値は十二分にある映画だと思います。

長くなりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
また観た映画の感想を綴っていきたいと思います〜!
お楽しみに!

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