映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』ディカプリオの娘ウィル役は誰? 若手女優チェイス・インフィニティの経歴と出演秘話

俳優情報

レオナルド・ディカプリオ主演の話題作『ワン・バトル・アフター・アナザー』(原題:One Battle After Another)。公開後、ネットでは「娘ウィルを演じていた女の子が気になる!」という声が相次いでいます。

彼女の名前はチェイス・インフィニティ(Chase Infiniti)
本作で父と娘の絆を繊細に演じ、観客の心をつかんだ新星です。
この記事では、彼女がどんな人物なのかどんな経歴を持ちこの大作にどう起用されたのかを紹介します。

ウィル役・チェイス・インフィニティとは?

チェイス・インフィニティはアメリカ・インディアナ州出身の若手女優。
本名はChase Infiniti Payne

ミドルネーム「Infiniti(無限)」は、『トイ・ストーリー』のバズ・ライトイヤーのセリフ “To infinity and beyond!” から着想を得たということが、インタビューで語られています。

また、ファーストネームの「Chase」は、ニコール・キッドマンが演じた『バットマン・フォーエバー』のキャラクター「Dr. Chase Meridian」に由来。
両親とも映画好きで、彼女自身も幼い頃から映画の世界に親しんで育ちました。

学歴とキャリアの始まり

高校では演劇やミュージカルに熱中し、舞台経験を重ねたチェイスは、コロンビア・カレッジ・シカゴ(Columbia College Chicago)に進学し、そこでパフォーミング・アーツ/演技・演劇を学び、2022年に卒業後、オーディション活動を本格的に始めました。

学生時代にはK-POPカバーダンスチームを立ち上げるなど、身体表現にも意欲的。

また、キックボクシングを教えていた経験もあり、体を動かす表現力に伸びしろを持たせていたようです。 出典:BIOGRAPHY Famous Actors

映像デビューは、Apple TV+のドラマ『推定無罪(Presumed Innocent)』(2024)。ジェイク・ギレンホールやルース・ネッガと共演し、注目を集めました。

これは大学卒業後まもなく、所属エージェントを通じてオーディションに応募し、監督の目に留まったことがきっかけで出演が決まったといわれています。

『ワン・バトル・アフター・アナザー』への出演の経緯

ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作で、ディカプリオ演じる父親の娘ウィル(Willa)役に抜擢されたのは、チェイスにとってまさに飛躍の瞬間でした。

彼女はこの出演を長い期間にわたったオーディションを経て、勝ち取っています。

最初のオーディションは、セルフテープ(動画オーディション)。 監督自身がその映像を見て「何かを感じた」といい、セルフテープを送った数ヶ月後にキャスティングディレクターからコールバックの電話がありました。

電話を切る直前に、
「ちなみに、ディカプリオとレジーナホールもいるから、次はケミストリー・リード(共演者との読み合わせ)になるよ」と伝えられたそう…(笑)

複数回行われたケミストリーリードとカメラテストを経て、ウィル役に決定。
彼女は「監督のポールが、さらっと『ウィル役に決まったよ〜』と伝えてきた」と語っています。
出典:Columbia College Chicago News

作品の中でのウィルという存在

『ワン・バトル・アフター・アナザー』でウィルは、政治的混乱の中で生きる父と娘の物語の“心臓部”といわれる重要な役どころ
幼い頃に母と離れ、養父(ディカプリオ)に育てられた過去を持つウィルが、血縁上の父と再会し、家族の真実と向き合う――という重いテーマを、彼女は繊細に演じ切りました。

批評家からも「新人とは思えない存在感」「視線の一つ一つに物語が宿っている」と高い評価を受けています。

チェイス・インフィニティの魅力と今後

インフィニティの魅力は、なんといっても感情と身体の融合。 演技力だけでなく、ダンスや格闘技で培った表現力が、役にリアリティを与えています。

すでに次回作として、Huluドラマ『The Testaments』(『ハンドメイズ・テイル』続編)や映画『The Julia Set』への出演も決定しています。

今後はハリウッドで確実に注目されるであろう次世代の女優。『ワン・バトル・アフター・アナザー』での彼女の演技は、そのスタートラインにふさわしいものでした。

まとめ:無限の可能性を秘めた新星

映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』でウィル役を演じたチェイス・インフィニティは、まさにその名前の通り“無限(Infinity)”の可能性を感じさせる存在です。

彼女の経歴を知ると、あの静かな強さと存在感にも納得。
この作品をきっかけに、これからの映画界で彼女の名前を目にする機会は、間違いなく増えていくでしょう。

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