今日観たのは『ワース(Worth ) 命の値段』。
友達に「この映画、すごく面白いから、会った人みんなに勧めてる」と
強く私にも勧めてきたので、そんなに面白い映画なのか!?と気になり、見てまいりました。
実話をベースにした、アメリカ同時多発テロ9.11後に被害者補償基金プログラムを立ち上げた人たちの話。
「あなたの命はいくら?」
うん、難しいテーマだし、考えさせられる映画でした。
映画の感想とあわせて、ゆるっと綴っていきます。
🎬 映画の基本情報
📌 タイトル:ワース 命の値段(原題:Worth )
🎬 監督:サラ・コランジェロ
🎭 出演:マイケル・キートン、エイミー・ライアン、スタンリー・トゥッチ ほか
📆 公開年:2020年アメリカ公開
📍 視聴環境:TSUTAYA DISCAS
簡単なあらすじ
2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロを受け、米政府は被害者と遺族救済を目的とした補償基金プログラムを立ち上げる。
その特別管理人を任された弁護士のケン・ファインバーグは独自の計算式により、個々人の補償金額を算出する方針を打ち出すが、被害者遺族が抱えるさまざまな事情と、彼らの喪失感や悲しみに接する中で、いくつもの矛盾にぶち当たる。
チームが掲げる対象者約7000人の80%の賛同を得る目標に向けた作業が停滞する一方で、プログラム反対派の活動が勢いづいていく。
期限が迫る中、苦境に立たされたファインバーグはある大きな決断を下す。
9.11被害者補償基金とは
9.11被害者補償基金は、2001年9月11日のテロ関連の航空機墜落事故、またはその直後に行われた瓦礫撤去作業の結果、身体的被害を受けた、または死亡したすべての個人(または死亡した個人の代理人)に対する補償を提供するために設立された。
2001年から2003年にかけて運営され、計5560人に公的資金から70億ドル超を支払った。
2011年と2019年に再開および延長が決定。
長期の健康被害に苦しむ人々の救済を続けている。
感想
盛り上がりには欠ますが、内容は面白かったです!
実在している人物・実話ベースの話なので、あの悲惨なアメリカ同時多発テロの裏では、遺族のケアに立ち上がるも苦戦する人がいた…
こんなストーリーがあったのか、と勉強になりました。
映画の中盤くらいまで、
「じゃあどうやって補償額を決めたら良いんだ?」と真剣に考えながら見ていました。
確かにルールがないと、補償額の算定方法も見当がつかない。
でもそれぞれ、思いや個々の事情があって…
「で、結局、補償額はどうやって決めたの?」というところを具体的にちゃんと映して欲しかったな、とは感じました。
追い上げのエンディングがちょっと雑に感じられ、最後モヤモヤとした感じが残ってしまったのが、残念なポイントでした。
「プラダを着た悪魔」のナイジェル役の印象が強いスタンリー・トゥッチ演じる「チャールズ・ウルフ」がとても良いキャラクターで、とても好印象でした…!
良いキャラクターをやるって、その俳優さん自身の好感度にも繋がりやすいから面白い…
ゲイの人が、補償の対象外になってしまったのは、見ていてとても居た堪れない、悲しい気持ちになりました…
恐らく実際にそうなってしまったから映画でも描いたんだと思いますが、
シンプルなハッピーエンドで終わらすのではなく、事実をちゃんと隠さずに描いていて、素晴らしいなと感じました。
そのシーンは、電話で被害者補償基金団体の女性、カミラ・ピロスが電話をかけているカットだけなのですが、変に電話を受けている側が映されていなかったのが、最高の判断or脚本だなと感じました!
まとめ
重いテーマであり、盛り上がりこそ欠けているように感じましたが、人の命の価値について考えさせられる、実話ベースの面白い映画でした。
皆さんはどんなことを感じましたか〜??
ぜひ、感じたことなど、ページ下のコメント投稿欄よりコメントをお寄せください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また見た映画を載せていきたいと思いますので、お楽しみに〜!


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